南米原産のリクガメ、アカアシガメをのんびりコツコツ育てています♪彼らの成長記録を中心に綴ります(^^♪
by わきんなますたー
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2016年 01月 16日
グッと冷え込んでまいりました!
明日から来週にかけて 大荒れのお天気の予報…
幸い今日はよいお天気
慌てて洗濯ものを 干しまくりです(^_^;)
ワキンナクラブにようこそ!
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
今日は元気が良すぎて 「そこにいるのが当たり前」になっていた この子の検診をしてみたいと思います!
ノコヘリマルガメの「でんた」です♪
去年の7月に甲長6cmほどで我が家にやってきた 貴重な国内CBベビーさんです!
では、撮影をば…
で、測定をば… 前回9月19日、甲長10.7cm、体重189g 今回1月16日、甲長12.8cm、体重273g
甲長+2.1cm、体重+84gのUPです このままゆっくり成長してほしいなぁ♪
以前も書きましたが、40年ほど前、東南アジアのカメさんたちは、毎年シーズンになるとごっちゃり輸入されて、熱帯魚店でふつうにみることができました。オオヤマガメ、トゲヤマガメ、マルガメ属の各種、ムツイタガメ、ヒラセガメなどは混同され、お店の一隅にトロ舟やタライに入れられて、または店先の道路っぱたの直射日光にさらされて無造作に売られていました。その多くは甲羅に引っ込んでおり、甲腐乱や皮膚病で異臭を放ち、そのままその時を迎えるか、運良く飼育者に恵まれても、飼育に耐える状態ではなく、遅いか早いかの違いで悲惨でした… 当時の東南アジアのカメさんで、少し違った扱いだったのは、「アンボイナハコガメ」ことマレーハコガメ、「スネールイーター」のインヴォイスネームで売られていたニシクイガメ、「シロミミガメ」「ブラックタートル」などと呼ばれていたホオジロクロガメなどでした。マレーハコガメは強健なのか立ち上がった状態の個体も多かったですが、ニシクイガメは餌を食べず、ホオジロクロガメは皮膚病で、やはり多くは飼育に耐える状態ではありませんでした。 それから幾星霜、今挙げた多くのカメさんたちはCITEの指定を受け、輸入制限されています。ペットとしての乱獲、食用としての採集圧、自然環境の悪化、隣国による食用、漢方薬としての大量消費など、なかには絶滅も危ぶまれる種もいます。原産国からいなくなってしまわないことを祈るばかりです。そういう状況のせいか、これらのカメさんたちは我が国ではその当時の少なくとも10倍の値がつけられ稀少性が取り沙汰されています。一方このカメさんたちの魅力を正しく再評価する動きと、国内繁殖例も増えてきています。再評価の動きを歓迎すると共に、ブリーダーの皆様には感謝せねばなりませんね。 ちょっとマニアックな話になります。先に挙げたオオヤマガメ、トゲヤマガメ、ヒジリガメなどのアジアヤマガメ属とノコヘリマルガメを含めたマルガメ属、ニセイシガメ属(ジャノメイシガメ、ヨツメイシガメ)などは分類的に「マルガメ属グループ」としてまとめられ、その近縁に「ユオノイ」ことシロアゴヤマガメ、スペングラーヤマガメなどのオナガヤマガメ属、ヒラセガメなどが位置します。どのカメさんもマニアに語らせたら時を忘れるほどの魅力に溢れているのはいうまでもありません。そこでこれはワキンナマスターの持論ですが、これらのカメさんたちのエッセンスを凝縮したのが、マルガメ属の各種だということです。 そのマルガメ属のタイプ種であるノコヘリマルガメ、今回紹介の「でんた」をご覧ください。背甲、腹甲の放射柄は東南アジアのシンボルといっていいデザイン。頭頸部をよくみると赤みがかった側線が入り、これもアジアンらしい三白眼からは視力の発達がうかがえます。色調のトーンは東南アジアの熱帯雨林、肥沃な大地と大河を思わせてやみません。その四肢は細くしかも頑健、爪が鋭く、それでいて水掻きも備え、水中では遊泳性を発揮、流木をがっちりホールドし、ぬかるんだ陸にも対応し、倒木を乗り越え、密林を徘徊できる立体活動に適応しています。 このノコヘリマルガメを飼育することで、東南アジアのヤマガメの魅力を堪能できるだけでなく、マニアのこころを常に刺激し続ける「マルガメ属グループ」のカメさんたちの飼育の基礎を全て学ぶことができる、といっても過言ではありません。水質、気温、水温、湿度、ケージの種類や大きさ、陸場水場の環境設定、紫外線量の加減、与えるべき餌、季節の意味合い、雌雄の区別、繁殖の基礎など全てを学ぶことができます。あとは応用です。ワキンナマスターはノコヘリマルガメの繁殖を手がけましたが、それによって「マルガメ属グループ」に魅了され、また多くを教わりました。 「でんた」を昨年7月、迎えたのも、この忘れ得ぬノコヘリマルガメへの感謝の気持ちのあらわれです。「でんた」がそばにいてくれると、あのころ学んだ知恵や技術、そして東南アジア出身のカメさんたちの歴史と魅力をスルスルと思い出させてくれるのです。今回のブログタイトルは「ノコヘリマルガメ・でんたの成長」としましたが、実はワキンナマスターのカメ飼いとしての成長について、とすべきだったかもしれません。でんたのことを、いつまでも大事に慈しみ、愛していこうと強く思います♪
こんな写真でもこうしてみると本当にかわいいなぁ!
いいカメさんです♪ 是非皆様もマルガメをお招きになってみてください!
それにしても寒い(つД`)ノ 熱帯チームメインのワキンナクラブ 電気代の請求伝票が怖いですが… 仕事にいそしむ肥やしにします!(^_^;)
♪それではまた来週お会いしましょうね♪
記録 でんたの甲長/12.8cm 体重/273g
by walkinaclub
| 2016-01-16 13:52
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